鳥取不審死 運転手宅で不明前に火災 上田容疑者 一緒に飲酒、殺害計画か(産経新聞)

 鳥取の連続不審死で、昨年4月に日本海で水死したトラック運転手、矢部和実さん=当時(47)=が行方不明になる約1カ月前、鳥取市内の自宅アパートで起きた火災で負傷していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。出火直前まで元スナック従業員、上田美由紀容疑者(36)=強盗殺人容疑で逮捕=と自宅で酒を飲んでいたが、火災後は上田容疑者の姿がなかったという。

 また矢部さんは火災当日、車を運転中に意識を失って交通事故を起こしていたことも判明。鳥取県警は既に矢部さん殺害についても上田容疑者を殺人容疑で立件する方針を固めており、殺害を計画した時期はこのころだった可能性が高いとみている。

 捜査関係者によると、昨年2月26日午後10時ごろ、矢部さん宅で火災が発生。こたつ布団や壁の一部を焼いた。矢部さんは出火当時、こたつで寝ており、煙を吸ってのどをやけどし、搬送先の病院で数日間入院した。出火原因は不明。

 知人によると、矢部さんは出火直前まで上田容疑者と鍋料理を食べ、缶ビールを飲んでいるうちに、いつの間にか眠り込んだが、火災に気づいたときには上田容疑者の姿はなかったという。

 またこの日夕方には、勤務先の鳥取市内の運送会社に車で向かう途中、自損事故を起こし、この知人に「突然、睡魔に襲われ、意識がもうろうとした」と話したという。

 上田容疑者は一昨年ごろから矢部さんと交際。その後、矢部さんから少なくとも100万円以上の借金をしたが、昨年2月ごろから返済を迫られるようになったという。

 矢部さんは昨年4月4日、鳥取県北栄町の海岸近くの駐車場で、上田容疑者と会った後行方不明になり、同11日、北栄町沖の日本海で遺体で見つかった。着衣はなく、司法解剖で遺体から睡眠導入剤の成分が検出された。

 上田容疑者と同居していた元会社員の男(46)=窃盗罪などで起訴=の供述によると、上田容疑者は不明当日、「矢部さんと一緒にいたが、いなくなった」「もみ合いになった」などと男に話したという。

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